古い着物買取おすすめ業者10選!買取相場から高く売るコツまで解説

古い着物の買取

「実家のタンスに眠っている古い着物って売れる?」
「着物を処分したいけど、どうせなら売ってお金をもらいたい」

古い着物は価値がなくお金にならないと考える方がいますが、実は古い着物でも状態や種類、ブランドによっては高価買取が期待できるケースがあります。

例えば、大島紬や結城紬、作家物などは市場でも根強い人気があり、保管状態が良ければ100万円以上など思わぬ価格がつくこともあります。

本記事では、古い着物を少しでも高く買い取ってもらうコツや、信頼できる買取業者、さらに売れない着物の処分方法まで詳しく解説します。

目次(タップで開く)

古い着物の買取金額の決まり方

古い着物の買取金額の決まり方

着物の買取価格はただ古いかどうかだけで決まるわけではありません。買取業者は、いくつかの要素を総合的に見て査定額を判断しています。

主な査定ポイントは以下の5つです。

  • ブランド・産地・作家名の有無
    大島紬や結城紬などの伝統工芸品や、有名作家の落款入り着物は高く評価されやすく、証紙があると査定額アップに直結します。
  • 素材と仕立ての質
    正絹(シルク)の着物はポリエステル製よりも価値があり、手縫い・本仕立ての着物は高評価される傾向があります。
  • 状態(保存状態)
    シミやカビ、色あせ、虫食いなどがないかが重要です。とくに裏地の黄ばみなどもチェックされます。
  • 柄・サイズ・需要とのマッチ
    シンプルで現代の装いにも合わせやすい柄、着やすいサイズのものほど再販需要が高くなります。
  • 証紙・タグ・付属品の有無
    価値を裏付ける証紙やタグ、反物の端布(共布)が残っていると、信頼性が上がり査定額に好影響を与えます。

上記のように、買取金額は「ブランド力」だけでなく、「素材・状態・サイズ感・流通しやすさ」などの要素が組み合わさって決まります。

つまり、古い=価値がないとは限らず、条件次第で高額査定がつく可能性も十分にあるということです。

古い着物を高く買取してもらうコツ

古い着物を高く買取してもらうコツ

古い着物でもちょっとした工夫や準備をするだけで、査定額が大きく変わることがあります。

証紙の有無や保管状態、買取に出すタイミングなど、意外と見落としがちなポイントも多く、事前に知っておくだけで損せずに済みます。

ここでは古い着物を少しでも高く買い取ってもらうために押さえておきたいポイントをご紹介します。

証紙やタグを一緒に用意する

古い着物の多くは、見ただけでは「価値があるものなのか」「高級ブランドなのか」が判断しづらいです。

とくに昔に親族から譲り受けた着物や、タンスの奥で眠っていたものだと、高級な反物から量販品まで混ざっている可能性があります。

そんなときに大きな手がかりとなるのが、証紙やタグ、反物の端布(耳)などの付属品です。

これらには産地や技法、作家名などが記載されていることがあり、査定士が価値を判断するうえで非常に重要な情報になります。

たとえば、大島紬や結城紬などの伝統工芸品、または羽田登喜男・藤井寛といった著名作家の作品であれば、証紙があるだけで数万円〜数十万円の差が出ることも珍しくありません。

価値があるかどうか自体がわからない段階だからこそ、まずは証紙やタグが着物のたたみの間などに挟まれていないか、保管箱の中にないか、一度しっかり確認してみるのがおすすめです。

「これはただの古着」と思っていた着物が、実は高価な一枚だったというケースも決して珍しくありません。

着物の状態を少しでの良くしておく

着物の価値を左右する大きなポイントのひとつが「状態」です。

たとえ高級な着物であっても、シミ・カビ・変色・虫食い・においなどのダメージがあると、査定額は大きく下がってしまうことがあります。

ここで重要なのは「完璧な状態にしなければ売れない」というわけではないということです。

古い着物に多少の劣化があるのは当たり前であり、専門業者もそれを前提に査定してくれるので、査定までに以下のような簡単なメンテナンスはしておきましょう。

  • カビ臭や湿気が強い場合は、風通しの良い場所で一度陰干しする
  • ほこりや糸くずが付いていれば、柔らかいブラシなどで軽く払う
  • 防虫剤の匂いがきついときは、無理のない範囲で空気を通す

逆にやってはいけないのが、自己判断でシミ抜きやアイロンがけを行ってしまうことです。かえって生地を傷めてしまったり、査定対象から外れてしまうケースもあります。

あくまで「現状のまま+軽い手入れ」の範囲にとどめるのがベストです。

クリーニングはせずに査定に出す

「汚れているから、査定に出す前にクリーニングした方がいいのでは?」と考える方は多いかもしれませんが、着物のクリーニングは専門的で高額になりやすく、査定額に見合わないことがほとんどです。

実際、丸洗いだけでも1着あたり5,000円〜10,000円以上かかることがあり、仮に査定額が数千円だった場合、かえって損をしてしまうリスクもあります。

また、一般的なクリーニング店ではなく、着物専門の業者に依頼しないと逆に生地を傷めてしまう可能性もあるため、素人判断で手を加えるのは避けた方が無難です。

多少のシミや汚れがあっても、それを見越して査定してくれるため、よほど目立つ汚れでなければ、そのままの状態で査定に出すのが正解です。

着物の相場感を把握しておく

古い着物を買取に出す前に、ざっくりでも相場を把握しておくことはとても大切です。

なぜなら、着物の買取価格は業者によって差が出やすく、相場感がないまま査定を受けると「安く買い叩かれてしまう」リスクがあるためです。

例えば、大島紬や加賀友禅、結城紬のような伝統工芸品は、状態が良ければ1万円〜数万円以上で取引されることもあります。反対に、ポリエステル素材の着物や、量販店で購入された既製品などは、買取価格がつかないことも珍しくありません。

以下は着物の買取相場の一例です。

ブランド・種類未使用・美品シミ・使用感あり
大島紬10,000〜30,000円以上1,000〜10,000円前後
結城紬15,000〜50,000円以上3,000〜15,000円前後
加賀友禅20,000〜80,000円以上5,000〜20,000円前後
京友禅10,000〜40,000円以上2,000〜15,000円前後
作家もの30,000〜150,000円以上10,000〜50,000円前後
無銘の訪問着など3,000〜10,000円程度〜1,000円
あくまで目安の相場であり、サイズ・保管状態・証紙の有無・時期などによって変動

「相場を知る=値段交渉の武器になる」といっても過言ではありません。後悔のない取引のためにも、ぜひ事前に調べておきましょう。

1社で決めずに相見積もりをする

着物の買取価格は、業者によって大きく差が出ます。

まったく同じ着物でも、A社では1,000円、B社では5,000円以上の査定がつくこともあります。そのため、1社だけの査定で即決せず、必ず複数の業者に相見積もりを取ることが重要です。

特に古い着物は「価値があるかどうか自分では判断できない」ケースが多く、専門知識や販路の有無によって評価が大きく変わります。

たとえば、リユース市場に強い業者・作家物に詳しい査定士・海外販売ルートを持っている業者など、それぞれ得意分野が異なります。

最近では、LINEやWEBフォームを使った簡単査定も増えており、複数社に見積もりを依頼するハードルも下がっています。相見積もりを取るだけで数千円、数万円の差が出ることもあるので、手間を惜しまずに相見積もりしましょう。

古い着物で高価買取が期待できる買取業者

着物の買取は、業者によって得意分野や査定基準が大きく異なります。特に古い着物の場合、目利きの査定士がいるかどうかや、販路を持っているかどうかによって、査定額に数倍の差が出ることも珍しくありません。

ここでは、数ある買取業者の中でも、古い着物の査定に強く、高価買取の実績があるおすすめ業者をご紹介します。

福ちゃん

業者名福ちゃん
買取方法店頭・出張
買取エリア沖縄以外の全国
営業時間9:00〜20:00
Web申込:24時間受付
料金全て無料
公式サイト公式サイトはこちら
キャンペーン買取価格50%アップ
福ちゃんの特徴(メリット)
  • 高額買取できる仕組みを確立
  • 47都道府県すべてのエリアをカバー
  • 着物の知見がある鑑定士が多数在籍
  • 押し買いしない宣言/女性鑑定士を指名可能
  • シミや色褪せなど状態不良でも買取可能
  • 査定・訪問・相談・キャンセルなど全て無料

福ちゃんは、高価買取に定評のある着物買取専門業者です。経験豊富な査定士が在籍しており、目利きの難しい古い着物でも、しっかりと価値を見極めてくれます。

自社で全国規模の着物市場を運営しており、小売業者や呉服店、さらに海外販路とも直接つながっているため、着物の再販力が非常に高く、高価買取を実現しやすい仕組みが整っています。

査定料・出張費・キャンセル料はすべて無料であり、クーリングオフ制度の案内や「押し買い禁止宣言」など、安心感のある対応も魅力です。

また、福ちゃんでは自社でクリーニングやシミ抜きにも対応可能なため、他社で断られたような古い着物や汚れのある着物でも、買取してもらえる可能性があります。

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バイセル

業者名バイセル
買取方法店頭・出張・宅配
出張可能地域離島以外の全国
営業時間10:00〜20:00
電話・Web申込:24時間受付
料金全て無料
公式サイト公式サイトはこちら
キャンペーン抽選で買取金額5倍
バイセルの特徴(メリット)
  • 24時間365日、電話で申し込みが可能
  • 累計買取実績が2700万点と実績が豊富
  • 東証グロースに上場しており信頼性がある
  • 他社より1円でも高いと返品してもらえる

バイセルは、2019年に東証グロース市場に上場した大手の着物買取業者です。累計2,700万点以上の買取実績があり、豊富な経験とスピーディーな対応で全国から高い評価を得ています。

バイセルの強みは、厳しい研修を受けた査定士による確かな査定力と、百貨店やオンライン販売など独自の販売ネットワークによる高い再販力であり、そのため高価買取が期待できます。

一方で、2015年に消費者庁から行政処分を受けた過去があります。その影響で「バイセル=怪しい」といったイメージを持っている方もいるかもしれません。

しかし現在は、コンプライアンス専門部署を設け、再発防止のための厳格な体制を整えています。

利用者の口コミでも「無理な勧誘がなく、丁寧に対応してくれた」といった声が多く見られ、はじめての方でも安心して利用しやすい業者です。

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ザ・ゴールド

業者名ザ・ゴールド
買取方法店頭・出張・宅配
出張可能地域鳥取・島根・沖縄以外の全国
営業時間9:00〜18:00
Web申込:24時間受付
料金全て無料
公式サイト公式サイトはこちら
キャンペーン抽選で10名に現金5万円
ザ・ゴールドの特徴(メリット)
  • 査定実績166万人越え
  • 安心して自宅に呼べる買取店で1位
  • 創業61年で全国に70以上の店舗を展開
  • 不要な着物は無償で引き取ってもらえる

ザ・ゴールドは、創業61年・全国70店舗以上を展開する老舗の買取業者です。着物に限らず、貴金属やブランド品などの買取も行っており、特に高齢の方からの支持が厚いことでも知られています。

着物買取では、自社運営のリユース市場を活用し、価値ある着物を次の人へ橋渡しする仕組みを確立しています。

査定士も丁寧で親切な対応を心がけており、口コミ評価も安定しています。

ただし、全国に多くの店舗を構えているぶん、家賃や人件費などの固定費がかかるため、査定額は福ちゃんやバイセルほど伸びにくい印象もあります。

一方で、ザ・ゴールドならではの魅力もあります。たとえば、「10分無料お手伝い」サービスでは、重い荷物の移動や簡単な片付けなどを手伝ってくれるなど、遺品整理や終活にも心強いサポートを提供しています。

また、買取対象外の着物を無償で引き取ってもらえるのも嬉しいポイントです。もし古すぎて値段がつかない着物があった場合にも、処分する手間が省けます。

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古い着物買取に関するよくある質問

古い着物買取に関するよくある質問

実際によく寄せられる質問と、その答えをまとめました。査定に出す前にチェックしておくことで、後悔のない取引につながるので、ぜひ参考にしてください。

古い着物でも本当に売れる?

はい、売れる可能性は十分にあります。

特に大島紬や結城紬、作家物などは、状態が良ければ高額査定も期待できます。

戦前のアンティーク着物にも根強い需要があります。

着物にシミやカビがあっても買い取ってもらえる?

状態によっては査定額が下がる場合もありますが、軽いシミ程度なら買取可能なケースがほとんどです。

もし買取してもらえない場合には、処分してくれる買取業者もあります。

買取価格がつかない古い着物はどう処分したらいい?

買取価格がつかない着物でも、いくつかの方法で適切に処分することができます。以下のような選択肢があります。

  • 無料引き取りサービスを利用する
    着物買取業者の中には、値段がつかない着物でも無料で引き取ってくれるところがあります。処分費用がかからず、専門業者が丁寧に対応してくれるため安心です。
  • フリマアプリやオークションに出品する
    たとえ汚れや傷みがあっても、「リメイク用の素材」として一定の需要があります。メルカリやヤフオクなどで出品してみるのも一つの方法です。
  • 寄付する(リサイクル・福祉団体など)
    NPO法人や福祉施設では、着物を文化保存やリメイク材料として受け取っている場合があります。社会貢献につながる選択肢です。
  • リメイクして再利用する
    着物生地を活かしてバッグや小物、インテリアにリメイクするのもおすすめです。自分で手作りするか、ハンドメイド作家に依頼することもできます。
  • 自治体のルールに従って廃棄する
    どうしても処分する場合は、「可燃ごみ」として出すことができます。ただし、地域ごとの分別ルールに従って出してください(例:小さく畳んで束ねるなど)

着物ではないけど古い反物は買い取ってもらえる?

はい、反物だけでも買取してもらえるケースは多くあります。特に以下のような反物は、査定で高評価される可能性があります。

  • 証紙付きの正絹反物(例:大島紬、結城紬 など)
  • 有名産地の伝統工芸品
  • 作家ものや落款入りの反物
  • 未使用・未開封の状態で保管されているもの

古い反物でも、状態が良く、保管環境が適切であれば十分に価値があります。

ただし、ポリエステル製や大量生産品の場合は買取対象外となる場合もあるため、事前に査定を依頼するのがおすすめです。

また、着物と異なり仕立てられていない反物は、「リメイク素材」としての需要もあるため、フリマアプリやハンドメイド系の販路でも需要が期待できます。

古い着物は着物専門買取店よりリサイクルショップの方がいい?

リサイクルショップでは着物の専門知識がない場合も多く、正しい価値を見落とされる可能性があります。着物専門の買取業者の方が、高額査定を期待しやすいです。

古すぎて買取価格がつかない着物は引き取ってもらえる?

多くの着物買取業者では、査定額がつかない着物も無料で引き取ってもらえる場合があります。

処分が面倒な場合でも安心です。

中には遺品整理や終活サポートを行っている業者もあります。

古い着物を買い取ったあと、業者は着物どうする?

買取業者は、買い取った古い着物を状態や価値に応じて再販・再利用・処分などに振り分けています。主な流れは以下のとおりです。

  • リユース販売
    状態の良い着物や人気作家もの、伝統工芸品は、中古着物店や海外市場、ネットオークションなどで再販されます。とくに近年は、外国人観光客向けの需要や、舞台衣装・撮影用としてのニーズも高まっています。
  • リメイク素材として再活用
    汚れや傷みがあって着物として再販できないものは、バッグ・小物・インテリア雑貨などへのリメイク用素材として扱われることがあります。着物生地ならではの美しい色柄は、ハンドメイド業界でも人気です。
  • 無料引き取り・処分
    再利用が難しい着物については、提携処分業者によって適切に処理されます。多くの業者は、「できるだけ捨てずに循環させる」ことを意識した対応を取っています。

このように、着物は「誰かの手に渡って、また活かされる」ケースが多く、不要な着物でも誰かの役に立つ可能性があります。

まとめ

古い着物の買取事情まとめ

古い着物だからといって、必ずしも価値がないとは限りません。証紙が残っていたり、状態が良かったり、有名産地や作家の作品だったりすれば、数万円以上の高価買取が期待できるケースも珍しくありません。

より高く売るために、以下の点を頭に入れておきましょう。

  • 証紙やタグをチェックして一緒に出す
  • 自分でクリーニングせずにそのまま査定に出す
  • 複数の業者に相見積もりを取って比較する

また、売れない着物でも無料引き取りや寄付といった選択肢もあるため、「捨てるしかない」とあきらめる必要はありません。

まずは、手元の着物にどんな価値があるのか、気軽に査定してもらうことから始めてみましょう。

眠っていた一着が、思わぬお小遣いになるかもしれません。

以上、古い着物の買取についてでした。

運営

合同会社ymtは、着物の宅配買取を中心としたリユース事業を展開しながら、買取業に携わる企業向けに現場目線のコンサルティングサービスも提供しています。

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