「娘の成人式のために振袖を購入したものの、もう着用する機会がないから売却したい」
「いつ購入したか分からない振袖を持っているけど、保存状態が良くてまだ着られそうだから買い取ってほしい」
このように振袖の処分に困っている方のために、大手の着物買取業者での勤務経験がある筆者が振袖の買取事情について詳しく解説します。
ブランドや作家別の振袖の買取相場はもちろん、高価買取されやすい振袖の特徴やおすすめの買取業者まで幅広くご紹介します。
振袖を買取に出そうか悩んでいる方、査定に出すと大体いくらで買い取ってもらえそうか気になる方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者

大手買取業者にてWebメディアの運用を担当。着物やブランド品などの買取分野において多数のコンテンツを執筆。現場で培った専門知識とユーザー視点を活かし、買取に関する情報をわかりやすく伝える記事制作を得意としています。
監修者

査定歴10年以上の現役査定士。着物をはじめ時計・宝飾など幅広い分野の査定に従事し、累計数万点の査定実績を持つ。大手買取会社での豊富な現場経験を活かし、実務に基づいた信頼性の高い監修を行っている。
振袖の買取相場

振袖の買取相場は、作家や産地、素材、証紙の有無、そして保管状態など、さまざまな要因によって大きく変わります。中でも、有名作家の作品やブランド振袖、希少価値のあるものは、市場でも高値がつきやすい傾向にあります。
以下に、主な種類別の振袖の買取相場をまとめました。
種類 | 買取相場 |
---|---|
千總(ちそう)の振袖 | 数万円から200万円前後 |
滝泰(たきたい)の振袖 | 30,000円前後 |
青柳(あおやぎ)の振袖 | 20,000〜30,000円 |
吉澤織物(よしざわおりもの)の振袖 | 10,000円前後 |
久保耕(くぼこう)の振袖 | 50,000〜70,000円 |
翆山(すいざん)の振袖 | 300,000円前後 |
松井青々(まついせいせい)の振袖 | 数千円〜150,000円 |
藤井寛(ふじいひろし)の振袖 | 200,000円前後 |
千總(ちそう)の振袖

千總(ちそう)の振袖は、状態や柄の希少性によって価格が大きく変動しますが、一般的な買取相場は数万円〜20万円前後です。
なかには高級ラインや展覧会出展作品などで、100万円を超える査定がつくこともあります。証紙付きで保存状態が良いものなら、安定して高値がつきやすい傾向です。
ちなみに千總は、1555年に創業した老舗呉服ブランドで、京友禅の最高峰として知られています。
蚕の飼育から糸づくり、生地の製織、染め、仕立てに至るまで、すべての工程を国内で一貫して行っており、その確かな品質と伝統に裏打ちされたものづくりが高く評価されています。
さらに、社内に設けられた図案室では、専属の図案家が古典からモダンまで多彩な意匠を日々生み出しており、千總の振袖には他にない華やかさと上品さが備わっています。
丁寧な手仕事と高い芸術性が魅力の千總の振袖は、まさに高額査定が期待できる逸品といえるでしょう。
滝泰(たきたい)の振袖
滝泰(たきやす)の振袖は、一般的な買取相場でおおよそ3万円前後が目安となりますが、保存状態が良好でデザイン性の高いものや人気の色柄であれば、それ以上の価格がつくケースもあります。
滝泰は1952年創業の老舗メーカーで、新潟県十日町市を拠点に、伝統技術と現代の感性を融合させた着物づくりを行ってきました。
とくに独自の技法である「おぼろ染襲ね絞り(かさねしぼり)」は、染色の濃淡が繊細に表現される美しい技術で、滝泰ならではの魅力となっています。
また、古典的な図案や落ち着いた色合いに現代的なアレンジを加えたモダンなデザインは、幅広い年代の女性に支持されており、毎年多くの新成人に選ばれている人気ブランドです。
こうした品質やデザイン性の高さから、滝泰の振袖は中古市場でも評価が高く、高額査定が期待できるブランドのひとつです。
青柳(あおやぎ)の振袖

青柳(あおやぎ)の振袖は、一般的に2万円〜3万円前後が買取相場の目安とされています。状態や柄、加工の内容によっては、それ以上の価格がつくケースもあります。
青柳は1938年創業、新潟県十日町市に本社を構える老舗着物メーカーです。伝統的な技術を継承しつつも、独自の感性を取り入れた着物づくりを続けており、友禅染めと桶絞りを融合させた美しい発色と品格あるデザインが高く評価されています。
図案の製作から染料の生成、桶染め、友禅染め、箔押し、刺繍、仕上げに至るまで、すべての工程を職人が一貫して手がける丁寧なものづくりが特徴です。
その完成度の高さから、「見れば青柳とわかる」と評されることもあるほど、着物愛好家の間では広く知られた存在であり、根強いファンも多いブランドです。
品質・意匠ともに優れた青柳の振袖は、中古市場でも安定した需要があり、高額査定が期待できる一着といえるでしょう。
吉澤織物(よしざわおりもの)の振袖

吉澤織物(よしざわおりもの)の振袖は、買取相場としてはおおよそ1万円前後が目安とされています。
知名度や人気の高いブランドであるものの、振袖のデザインや加工内容によって価格には幅があります。
吉澤織物は、新潟県十日町市に本社を構える、染めと織りの両方に強みを持つ総合着物メーカーであり、江戸時代から約270年続く伝統を背景に、明石縮や友禅染めといった高度な技術を受け継いできました。
自社工場による一貫生産体制を敷いており、国内産の絹を用いたなめらかな風合いや、光沢のある美しい発色が魅力です。
伝統美に現代的な感性を融合させた洗練されたデザインは、着物ファンからも高く評価されています。
久保耕(くぼこう)の振袖

久保耕(くぼこう)の振袖は、保存状態が良好で人気の柄であれば、5万円〜7万円程度の高額査定が期待できます。
1938年に京都で創業された久保耕は、京友禅の伝統を受け継ぐ名門工房のひとつです。染めから刺繍、金加工までを自社で一貫して行う職人の手仕事による制作体制が確立されています。
なかでも、手描き友禅による「久美すがた」シリーズは、素材や色彩に徹底してこだわった逸品として知られており、京都府知事賞や経済産業大臣賞など数々の賞を受賞しており、芸術性の高さと着心地の良さを両立させた振袖として、多くの支持を集めています。
翆山(すいざん)の振袖

翆山(すいざん)の振袖は、保存状態やデザインによっては30万円前後の査定がつくこともあります。
翆山は、江戸時代寛永年間を起源とする老舗・株式会社桐屋の流れを汲み、明治時代に創業された新潟県十日町市の着物ブランドです。とくに「辻が花(つじがはな)」の作品で名を知られており、絵画のような存在感を放つ絞り染めの着物が特徴です。
辻が花は室町〜安土桃山時代に生まれた幻の染め技法とされ、翆山ではその伝統を現代に蘇らせ、多彩な技法を駆使して制作されています。
デザインから染色、絞りに至るまでの工程をすべて自社で行っており、緻密で芸術性の高い振袖が多くの着物ファンを魅了しています。
松井青々(まついせいせい)の振袖

松井青々(まついせいせい)の振袖は、相場としては数千円〜15万円程度と幅がありますが、代表作や希少性の高い作品であれば高価買取も期待できます。
京友禅の作家として知られる松井青々は、やわらかく優しい色調と斬新な構図が特徴的です。
作風には「松の緑が青々と生きるように、いつまでも美しくありたい」という意味が込められており、自然をモチーフにした繊細で温かみのある作品が多く見られます。
なかでも、「蝋たたき染」と呼ばれる独自の染色技法によって生まれる独特の風合いは、他にはない個性と芸術性を備えています。
藤井寛(ふじいひろし)の振袖

藤井寛(ふじいひろし)の振袖は、保存状態が極めて良好なものや未使用品であれば、20万円前後の高額査定になることもあります。
藤井寛は、日本を代表する手描き友禅の第一人者として知られ、その作品は上皇后美智子さまをはじめとした皇室の方々にも愛用されてきました。
生み出す独特の色彩は「ロイヤルカラー」と称され、刷毛を用いた繊細な筆致によって深みのある美しさを実現しています。
伝統技法を基盤としつつも独自の表現を追求した藤井寛の振袖は、まさに「人生の晴れの日」にふさわしい特別な一着として、多くの人に選ばれ続けています。
振袖を高く売る方法!売却で失敗しないポイント

振袖は購入時の価格が高いだけに、できるだけ高く売りたいと思うのは自然なことです。
しかし、振袖は査定額に大きな差が出やすいアイテムでもあります。
ここでは、振袖を少しでも高く売るために知っておきたいポイントや、売却時にありがちな失敗を防ぐコツをご紹介します。
証紙を必ず出す
証紙(しょうし)とは、反物や着物の産地・作家・織元・素材などを証明するラベルや紙片のことで、ファッションやジュエリーでいう「ギャランティカード」のような役割を果たします。
証紙の有無によって、査定額は大きく変わります。
種類 | 証紙の有無など | 買取金額の例 |
---|---|---|
藤井寛の振袖 | 証紙あり・未使用 | 50,000〜100,000円前後 |
証紙なし・未使用 | 100,000〜200,000円程度 | |
千總の振袖 | 証紙あり・状態良好 | 50,000〜100,000円前後 |
証紙なし | 15,000〜30,000円程度 |
このように、証紙があるだけで数倍の査定額になるケースも珍しくありません。
なぜここまで差が出るのかというと、証紙はその振袖が「本物であること」を裏付ける最も確実な証拠だからです。
査定士が作家や産地、技法を明確に把握できることで、その振袖の再販価値が上がり、結果として買取価格にも反映されやすくなります。
証紙は、反物に縫い付けられていたものが仕立て後に別保管されている場合もあり、たとう紙(着物の包み紙)の中に入っていたり、切り取って別に保管されているケースもあります。
振袖を査定に出す前には、証紙が残っていないか必ず確認しておきましょう。ある場合は一緒に提出することで、買取金額が大きく変わる可能性があります。
振袖をいい状態に保つ
振袖は一度しか着ていないことが多く、状態次第では高額査定も十分狙えるアイテムです。
しかし、保管状態が悪ければカビや変色、シミ、においなどのダメージが査定額を大きく下げてしまいます。
少しの工夫で状態を保つことができるため、以下のポイントを押さえておきましょう。
湿気対策を徹底する
振袖にとって最大の敵は湿気です。着物専用の桐箪笥や風通しの良い場所に保管し、除湿剤(シリカゲルなど)を一緒に入れることでカビの発生を防げます。
除湿剤は1年に1〜2回交換し、通年設置しておくのが理想です。
年に1〜2回の虫干しを行う
湿気を飛ばすと同時に、カビや虫害の予防にもなるのが「虫干し」です。晴れた日に風通しの良い日陰で、半日〜1日ほど陰干ししましょう。
できれば春や秋などの乾燥した季節に年1〜2回行うのがベストです。
直射日光・高温多湿を避ける
日光は変色や色あせの原因になるため、窓際や直射日光の当たる場所での保管はNGです。また、ビニール袋など通気性の悪い包装も湿気がこもりやすく、劣化の原因になります。
たとう紙を定期的に交換する
着物を包む和紙「たとう紙」は、時間とともに黄ばみや湿気を吸って劣化します。黄ばみやシミが出てきたら新しいたとう紙に交換するようにしましょう。見た目の清潔感も大切な査定ポイントです。
査定前のひと手間で印象アップ
売却前には、軽くシワを伸ばし、表面のホコリを払っておくと査定士の印象が大きく変わります。また、防虫剤や香水などのにおいが強く残っていないかもチェックしましょう。過度な香りはマイナス評価につながることもあります。
相見積もりをする
振袖の買取価格は「どの業者に売るか」で数万円単位の差が出ることがあります。
1社だけで即決するのではなく、複数の買取業者に査定を依頼する相見積もりが重要です。
なぜこれほど価格差が出るのかというと、振袖の価値は「証紙・素材・状態」などの基本的な条件だけでなく、業者の販路・得意分野・在庫状況にも大きく左右されるからです。
- 海外販路を持つ業者 → モダンで色鮮やかなデザインや人気作家ものの振袖に高値がつきやすい
- 和装専門の老舗業者 → 千總や藤井寛など、正統派の京友禅ブランドの振袖に強い
- 在庫が多く抱えている業者 → 同じ振袖でも「今は需要が少ない」と判断され、安く見積もられることがある
このように「同じ振袖でも、業者によって評価が大きくブレる」のが現実です。
相見積もりを取ることで、振袖本来の価値に見合った価格で売却できる可能性が高まります。
特に、千總・藤井寛・久保耕などの高級ブランド振袖は業者ごとの得意・不得意が分かれやすいため、最低でも2〜3社には査定を依頼することをおすすめします。
小物も揃えて査定してもらう
羽織・帯・帯留め・下駄・和装バッグ・髪飾りなどの和装小物類もお持ちの場合は、振袖と併せて査定に出しましょう。
振袖は成人式で着用されることが多く、普段着物を着ない人からの需要が高まるので、始めから小物類がセットになっている振袖は着物市場で人気がとても高いです。
買い取られた後には小物類も一式揃えられたうえで再販されるケースがほとんどのため、振袖単体で査定に出すよりも高価買取になる可能性が高まります。
「羽織だけ」「髪飾りのみ」と小物を単体で査定に出しても、よほど高級品ではない限り需要が少なくて買取を断られる可能性が高いので、振袖を査定に出す機会に小物も一緒に買い取ってもらいましょう。
振袖買取で高額査定が期待できる業者
振袖を少しでも高く売りたいなら、「どこに売るか」が非常に重要です。
同じ振袖でも、業者によって査定額に大きな差が出ることは珍しくありません。
ここでは、豊富な販路や専門知識を持ち、高額査定が期待できるおすすめの買取業者を厳選してご紹介します。
福ちゃんは振袖をはじめ着物の買取実績多数&高額査定と定評あり

業者名 | 福ちゃん |
買取方法 | 店頭・出張 |
買取エリア | 沖縄以外の全国 |
営業時間 | 9:00〜20:00 Web申込:24時間受付 |
料金 | 全て無料 |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
キャンペーン | 買取価格50%アップ |
- 高額買取できる仕組みを確立
- 47都道府県すべてのエリアをカバー
- 着物の知見がある鑑定士が多数在籍
- 押し買いしない宣言/女性鑑定士を指名可能
- シミや色褪せなど状態不良でも買取可能
- 査定・訪問・相談・キャンセルなど全て無料
福ちゃんは、中尾彬さん・池波志乃さん・鈴木福さんがイメージキャラクターを務める大手買取業者で、全国対応の出張買取サービスと高い顧客満足度(83%以上)で知られています。
着物の中でもとくに振袖の取り扱い実績が豊富で、千總や藤井寛などのブランド振袖から、証紙付きの手描き友禅、保管状態の良い一般品まで幅広く対応してくれます。
査定スタッフは着物の知識をしっかり持っており、価値を見逃さない丁寧な査定が魅力です。
また、福ちゃんならではの特徴的なサービスとして「出張買取 レディースプラン」があり、女性の依頼者には受付から訪問・アフターフォローまで女性スタッフが一貫対応してくれます。
「見知らぬ男性を家に招くのは不安」「できれば同性に対応してほしい」という方にも安心して利用できます。
さらに、振袖以外にも帯や草履・バッグ・その他の和装小物の買取も可能で、「一度でまとめて査定してもらいたい」という方にもぴったり!
高額査定の実績と安心できる接客対応を兼ね備えた、女性にもやさしい総合買取業者であり、とくにおすすめです。
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福ちゃんの振袖買取実績
ブランド名 | 買取金額 |
---|---|
城間栄順 本場琉球びんがた 襦袢セット 紅型 落款 作家物 湖の絲 | 230,000円 |
ホリ・ヒロシ 作 銀通し兎模様振袖 一式まとめて | 32,000円 |
振袖一式セット 西陣織 河合康幸謹製 金糸 金彩 花模様 | 18,000円 |
バイセルは振袖の買取実績が多数ある上場企業

業者名 | バイセル |
買取方法 | 店頭・出張・宅配 |
出張可能地域 | 離島以外の全国 |
営業時間 | 10:00〜20:00 電話・Web申込:24時間受付 |
料金 | 全て無料 |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
キャンペーン | 抽選で買取金額5倍 |
- 24時間365日、電話で申し込みが可能
- 累計買取実績が3,700万点と実績が豊富
- 東証グロースに上場しており信頼性がある
- 他社より1円でも高いと返品してもらえる
バイセルはアニメのちびまる子ちゃんがイメージキャラクターを務めている買取業者であり、累計の買取点数が3,700万点以上を誇る豊富な買取実績が特徴です。
バイセルを運営している株式会社BuySell Technologiesは東証グロース上場企業であるため、押し買いなどの違法行為される心配がないため利用しやすいのも大きなポイントです。
出張買取・宅配買取・持込買取(店頭買取)と3種類の買取方法を用意していて、自分の都合の良い方法で振袖を買い取ってもらえます。
また、バイセルは相談料・査定料・出張料・買取料・キャンセル料など各種手数料が無料であるため、買取サービスを利用したことがない方でも気軽に問い合わせやすいです。
「査定金額を聞いてから売るかどうか判断したい」「他社と相見積もりを取っている」という場合でも、遠慮なく査定を依頼できます。
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バイセルの振袖買取実績
ブランド名 | 買取金額 |
---|---|
振袖を含む着物数点など | 100,000円 |
振袖などの着物複数点あわせて | 99,000円 |
東京友禅「大羊居」の振袖など | 85,000円 |
ザ・ゴールドは振袖の買取実績が豊富であり丁寧な査定に定評がある業者

業者名 | ザ・ゴールド |
買取方法 | 店頭・出張・宅配 |
出張可能地域 | 鳥取・島根・沖縄以外の全国 |
営業時間 | 9:00〜18:00 Web申込:24時間受付 |
料金 | 全て無料 |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
キャンペーン | 抽選で10名に現金5万円 |
- 査定実績166万人越え
- 安心して自宅に呼べる買取店で1位
- 創業61年で全国に70以上の店舗を展開
- 不要な着物は無償で引き取ってもらえる
ザ・ゴールドは俳優・歌手の梅沢富美男さんがイメージキャラクターを務めている買取業者で、運営元の株式会社マックスガイは創業60年以上もの長い歴史がある老舗です。
振袖の買取にも力を入れており、状態の良い高級振袖だけでなく、古いもの・シミや汚れがあるものでも丁寧に査定してくれるため、「これって売れるのかな?」という振袖をお持ちの方でも安心して相談できます。
全国に70店舗以上の直営店を経営していること、女性スタッフが多数在籍していることを強みとしているため、「安心感のある持込買取を利用したい」「女性スタッフに接客してもらいたい」という方におすすめです。
ザ・ゴールドは有力かつ独自の再販ルートの確保や、国内外の市場調査による適正相場の把握により、できるだけ高い査定金額の提示を目指しています。
また、古かったりシミや汚れがあったりする振袖でも査定を受け付けているので、買い取ってもらえるのか不安なものでも気兼ねなく査定に出せます。
「安心感のある接客で振袖を見てもらいたい」「状態が不安な振袖も相談したい」という方には、ザ・ゴールドは非常に心強い選択肢といえます。
ザゴールドの振袖買取実績
ブランド名 | 買取金額 |
---|---|
千總の振袖など | 125,000円 |
藤井寛の振袖など | 120,000円 |
羽田登喜男の振袖など | 113,000円 |
千總の振袖と帯など | 105,000円 |
振袖買取に関するよくある質問

振袖で高価買取が期待できる業者は?
質屋やリサイクルショップではなく、着物買取業者がおすすめです。
着物買取業者であれば振袖を含めた着物の専門知識や査定技術が豊富に有しているので、正しく価値を見抜いたうえで高額の査定額を提示してもらえる可能性が高いです。
相談料や査定料といった各種手数料は無料としている買取業者が多いため、ぜひ利用を検討してみてください。
古い振袖も買取してもらえる?
振袖の品質や買取業者の方針によって異なりますが、場合によっては古い振袖であっても買い取ってもらえます。
前述したように有名ブランドや証紙付き、保存状態が大変良いといった逸品なら古くても高価買取されるかもしれません。
大手の買取業者であれば「古いから」という理由だけで査定を断られることはないので、遠慮なく査定に出しましょう。
振袖買取をしてもらうのにおすすめの時期は?
振袖は成人式がある1月や卒業シーズンの3月に需要が最も高まるので、その時期を迎える前に査定に出せば高価買取が期待できます。
一般的に買取業界では、品物が買い取られてから次に使う人のもとに届くまでに、3ヶ月くらいかかると言われています。
ですので、9月から12月にかけて査定に出せば、他の月よりも高めの金額で買い取ってもらえるでしょう。
振袖の買取で1円にもならないこともある?
「保存状態が著しく悪い」「ウールやポリエステルなど安い素材で織られている」「ノーブランド品」など、着物市場で需要がない振袖は、査定に出しても1円にもならない可能性が高いです。
ただし、買取業者によっては値がつかない振袖は無料で引き取ってくれるサービスを設けているところがあるので、処分に困る振袖があれば相談してみましょう。
買取が難しい振袖の処分方法は?
買取業者の引き取りサービスを利用する他、フリマアプリやオークションサイトでの売却がおすすめです。
着用するには状態が悪い振袖は、裁断して小物入れ・バッグ・スカート・ワンピース・和傘などのリメイク品に用いられることがあります。
リメイク向けであれば買取を断られた振袖であっても充分に需要があるので、ぜひフリマアプリなどに出品してみてください。
買取された振袖はどうなる?
買い取られた後の振袖は、主に買取業者が開催・運営しているオークションやECサイトなどで再販されます。
その他、「着物のレンタル業者や呉服店に卸す」「舞台衣装として劇団に向けて販売される」「慈善団体に無料で提供される」といったこともあります。
また、最近では海外での日本ブームにより着物の需要が高まっているので、海外に輸出されるケースも増えています。
振袖買取相場まとめ

振袖は絢爛豪華なデザインや色味、汎用性の高さから着物の中でも特に需要が高く、着物を取り扱う買取業者の大半で査定対象品として扱われています。
「証紙や和装小物が付属している」「保存状態が良好」「正絹製」といった条件が揃っていれば、高額での買取が実現するでしょう。
今回ご紹介した福ちゃんやバイセル、ザ・ゴールドといった大手の着物買取業者に問い合わせ、高価買取を狙いましょう。
ただし、「丈が短すぎる」「汚れや悪臭が気になる」「吉祥文様が少なくて色が地味」などの条件ですと、買取金額がつけられないかもしれません。
買取を断られた振袖は捨ててしまうのはもったいないので、フリマアプリで売ったり、業者に引き取ってもらったりして上手に処分しましょう。
コラム:そもそも振袖とは?種類の整理
振袖(ふりそで)とは、袖丈が長く仕立てられた和服で、未婚女性の第一礼装として用いられます。
袖の袂(たもと)が長いことが特徴で、日本には古くから「振る」しぐさには「厄を払う」「身を清める」といった意味があり、成人式に振袖を着用することで身を清めると考えられています。
振袖は主に成人式や卒業式で着用されますが、結婚式の披露宴・祝賀会・式典・パーティ・お正月の初詣・お見合いなどでも着用が可能です。
健康や長寿、子孫繁栄や吉祥文様などの縁起が良いとされるデザインが多く取り入れられ、明るくて華やかな刺繍や染料で仕上げられています。
振袖の種類
振袖は袖の長さによって大振袖(約114cm)、中振袖(約100cm)、小振袖(約85cm)の3種類に分けられます。

大振袖
大振袖(おおふりそで)は振袖の中でも最も袖丈が長く、格式が高い着物です。袖丈は約114cm前後で、着る人のふくらはぎほどの位置まであり、和装婚礼衣装の中で唯一背中の帯を見せられることが特徴です。
大振袖は袖を引きずるように着付けるので、長い袖が艶っぽく女性らしい魅力を演出します。
主に花嫁衣装として着用されていますが、近年では成人式に着用する人も増えてきており、「会場で一番目立つ存在になりたい」「成人式で他人と被らない華やかな振袖が着たい」という方におすすめです。
また、身長が高い女性で、「中振袖では丈が足りない」という場合には大振袖の着用が向いています。
中振袖
中振袖(ちゅうふりそで)とは袖丈が約100cmで、大振袖に次ぐ格の高い礼装の着物です。成人式や結婚式、パーティーや初詣など、華やかなお祝いのシーンで着用されます。
特に成人式で着用される機会が多く、華やかで豪華な図柄や色合いが特徴です。
「成人式では定番の着物を着用したい」「成人式以外でも着用する機会がある、汎用性が高い着物が欲しい」という方におすすめです。
小振袖(二尺袖)
小振袖(こふりそで)とは、振袖の中でも袖丈が最も短く、約85cm前後の着物です。袖丈が約2尺の長さであることから「二尺袖」とも呼ばれ、袖が短く軽やかな印象で、動きやすいのが特徴です。
小振袖は振袖の中でも最もカジュアルに着こなすことができ、観劇や食事会などの気軽なシーンや結婚式の参列衣装として着用することが多いです。
また、袴と合わせる際は全体のバランスを考えて小振袖を選ぶ人が多く、卒業式向けのレンタル和装ではたいてい小振袖の着物が袴とセットになっています。
大振袖や中振袖と同様に華やかな柄が用いられますが、モダンや洋風など少しカジュアルな柄のものもあります。